ウガレピ寺院 其の弐

前回女神が降臨して怨みの炎の門を通れてやっとミッションの目的地。

白タルの散歩道

りぃ え、BFだったの?

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いたいた。

生贄の間…。
何の儀式で、何を生贄にしてたんだろう。
ヒイィ。

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りぃ 生贄になりたくないからサクッとやっつけるぅ!!

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グラビトン よく来たね。ついにヤツらは、始めちまったようだね。

でたー!幽霊ィ!

グラビトン 過去の亡霊にがんじがらめにされて、にっちもさっちもいかなくなっちまってるのさ。本人達は気づいちゃいないようだが、ね。
りぃ ん?カムラナートとエルドナーシュが?

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グラビトン ああ、わたしゃ、グラビトン・ベリサーチ。古代クリュー人の学者の、なれの果てさ。みんなはちぢめて、トンベリって呼んでたがね。
りぃ りぃでっす。

古代クリュー人…1万年前にいた人たちなんだね。

そして、ん?
あだながトンベリ?
この人のあだ名からトンベリの名前が決まったの!?

そういえばさっきの一番大きなトンベリの名前がGrav’itonだったわね。

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グラビトン いまじゃ、クリュー人生き残りの集合無意識の代弁者、失われた古代の記憶の残滓ってとこさ。

1万年も意識体を保ってるって、それだけクリュー人の無念と伝えたい気持ちが強いのかな。

グラビトン いいかい、そいつは、気の遠くなるような話なんだ。なにしろ今から1万年も昔、古代王国で始まった話だからね。

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グラビトン ことの起こりは、「石」さ。クリスタルと呼ばれる、不思議な力を秘めた…

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このヴァナ・ディールの地下深くには、
強大な力を秘めた5つの石が眠っている。
その5つのクリスタルの力を
利用して、古代ジラートは発達したのさ。
地中から力を吸い出すための5つのアーク。

りぃ メアとかホラとかのあの白い建造物は、アークって言うのね。そして下には母なるクリスタル。メアと、ホラと、デムと…フェ・イン?でも、ルクススがフェ・インは古代の街の廃墟って言ってたよね。…うーん、まぁ、あそこらへんと…あとひとつどこだろう?

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それらを結ぶクリスタルラインと、
エネルギー流をコントロールするデルクフの塔。
そしてさらに、クリスタルの力を利用して、
おそろしい計画が実行に移されることになった。

りぃ クリスタルラインは、ドロガロガの背骨だね。全部のアークとデルクフの塔で繋がってたのかぁ。

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「神の扉」計画…、
5つのクリスタルのエネルギーをひとつにして、
神の国、真世界への道を開くというのさ。

りぃ えぇ…?サンドリア教会の人たちが言ってるやつ?本当にあるの?

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わたしらクリューの一族と、暁の女神をまつる
「明星の巫女」達は計画に反対したんだが、
わたしらの声はジラートの人々の
熱に浮かされたような叫びにかき消された。

りぃ 明星の巫女…新しい人が出てきた。赤い服の人かな。

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神の扉となるべく浮島トゥー・リアが築かれ、
ついに計画が実行に移された。

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5つのアークから今だかつてないような
力の奔流がトゥー・リアになだれ込んだとき、

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わたしらクリュー人は隙をついて、
北のアークを破壊した。計画を阻止するために。

りぃ 北のアークを破壊…。やっぱりアークのひとつはフェ・インで、フェ・インがボコボコになってる理由はこれだったのね。街とアーク一体型ってことかな。そして、黒い服がジラート人で、白い服がクリュー人か。ふむふむ。

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だがそれは、
クリスタルの暴走につながっちまった…。

りぃ えぇ!?

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世界は光に包まれ…、
次の瞬間ジラートという国は消滅していた。

りぃ 一瞬で国が消し飛ぶって…!

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ジラートの国があった場所は海に、
暴走するクリスタルのエネルギーをじかに浴びた
北の大地は、不毛の地と化してしまったんだ。

りぃ えええ…。

「ファイナルファンタジーXI公式サイト、公式フォーラム、および関連サイト内に掲載されているテキスト・情報・画像・動画は利用していい」と著作物利用条件に書いてあるので拝借してきましたこの画像。

クフィムのところの海がぽっかり丸いのは、ここにジラートがあったってことだよね。制御装置のデルクフの塔は使いやすいところに作るだろうし。

フェ・インのあるフォルガンディは、フェ・インのクリスタルの暴走エネルギーだけ直に浴びたから不毛の地になっただけで済んだけど、5つの暴走したエネルギーがなだれ込んだジラートは吹っ飛んでしまった。だよねきっと。

そういえば、クフィムの海の名前はシュ・メーヨ海で、ジラート関係の名前だね。
しかしこれだけの大きさが吹っ飛ぶなんて、どれだけのエネルギー…。

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グラビトン 事件後この地へ落ちのびたクリューの民も、事件の際に強大な力にさらされたせいか、時を経るにつれて退化し、姿を変え…、いまじゃこの有り様さ。

海越えてエルシモ島まで逃げてきたの!
そして、トンベリがクリュー人!?そういえばそうだったっ。

グラビトン ま、それも仕方ないけどね…
りぃ 仕方ないでいいんかい。

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グラビトン けど、わたしらは後悔なんかしてないよ。あの時は、ああする以外なかったのさ。
りぃ そっか…。

クリュー人が犠牲になってしまったけど、そのおかげでヴァナ・ディールは滅びなくてすんだ。ってことだよね。

グラビトン 結局、物事はなるようにしかならないし、すでに起こっちまったことやどうにもならないことであれこれ悔やんだりするのは、救いようのないバカだけさ。
りぃ 達観してらっしゃる。

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グラビトン それにこの世界は、人と、他の生命達のものだからね。勝手に、神々の楽園なんかにされてたまるもんかね。

学者なだけあって、神々というふわっとしたものじゃなくて、現実にある方を信じてるんだね。

グラビトン しかし、デルクフが、あそこだけ時のとまったように変化しないのを知ったとき、イヤ~な予感はしたんだ。いずれ、こんなことになるんじゃないか…、まだこれで終わったわけじゃないって、ね。

国は一瞬で吹き飛んだのに、そこにあったデルクフの塔は無傷で残ってたってことだよね。そしてその後1万年たっても朽ちることなく…すごいな。何の材質でできてるの!?

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グラビトン さあ、いいかい、よくお聞き。バストゥークの南西に浮かぶゼプウェル島に、古代神殿の廃墟がある。
りぃ ゼプウェル島…ラバオとかアルテパ砂漠のところだね。

グラビトン そこで8つの、砕け散った光のかけらを1つにするんだよ。そうすれば、女神の巫女達が、道を示してくれるだろう。おまえたちは、どうすればいいのか。
りぃ さっき出てきた明星の巫女?彼女たちは西に逃げたのね。

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グラビトン 光のかけらは1つずつジラート石碑に安置されてる、それがどこにあるかは、おまえたち自身で探すんだね。世界をすみずみまで回れば見つかるだろうよ。

ジラート石碑…あー、思い出した!
ベヒーモスの縄張りとかにある、白くて上の方が光ってるアレだよね。
世界中に散らばっているアレを探して回るやつ…めんどくs ゴホゴホ。

グラビトン わたしらはもう、傍観者だからね。何もしてやれることはないよ。これでももう、喋りすぎたくらいだ。
りぃ いやもっと知ってること全部教えてくれていいのよ。

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グラビトン ああ、それから最後に、ジラートの王子の、兄の方には気をつけな。クリスタルとリンクしたあいつは、すごい魔力を秘めてるからね。

クリスタルに触れて、パワーアップしたの?

グラビトン それにあいつは、とんでもなく危険だ。すでに、人の領域を踏み越えてしまっているんだ…。

選民思想の権化な上に人知を超えた力を持ってるって、とんでもないじゃないですか。

りぃ なんで一般市民な私がこの件に関わってるんだろう?と今更な疑問がスッと湧き出てきた今日この頃。

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グラビトン おまえたちの幸運なんか、祈ってやったりはしないよ。泣き言なんか吐くまえに、やれることをやるんだね。
りぃ 幸運くらい祈ってよー!

グラビトン さあ、これを持って、はやくお行き。グズグズしてるヒマはないはずだよ。

だいじなもの:闇の祈りを手にいれた!

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くっ…あの学者、なんて人使いの荒さだ…!

今のヴァナを守るために、今生きてる人が何とかしないといけなくて、手助けしてくれるのはとってもありがたいってのは分かってるんだけどっ。

古代石碑巡礼かぁ。
あれ大変なんだよねぇ。

あ、今はワープがあるから楽々!?

りぃ 行くしかないから行くかー。

でも、どこにあったっけ。ギルガメッシュ知ってるかな。

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ギルガメッシュ 7つの石碑か…。そういや、ユタンガかヨアトルで変わった石碑のようなものを見たことがある。肝心の場所は忘れちまった。
りぃ 憶えててよ!!!

ギルガメッシュ 俺がわかるのはそれくらいだ。国のミッションやらで世界各地を回ってたんだ。どこかで見てないかよく思い出してくれ。他の冒険者に聞くのもいいだろう。

まさかの何の情報もなし!!

ギルガメッシュ まず情報が足りねぇ。ウガレピの老人ももうちっと気を利かせてくれたっていいだろうに…。
りぃ オマエモナー!!