宣託の間の台座に8つの祈りをはめ込んだら、光りだしたよ!?
な、なにが起こるの…!?
なるほど、な…。そういう仕掛けになっていたのか。まるでこの地がおまえを待っていたかのようだ。
ぎゃあああああああああああああ!!?
なっ、なっ、なっ…
一番予想外の人物が予想外の方向から出てきたああああああああああ!!!
あっ、あんた、あんた…!
む、なんだ?
なんだよ!
あんたいつも剣の柄に手をかけるだけで何もしないじゃないのさ!!
人が…!
よくぞ参られました。我らは、暁の女神に仕えし明星の巫女…、迷える者を導く者。
明星の巫女さま!この便乗ブラザーズから助けて!!
ずっと待ち続けておりました、5種族の人の子よ。クリスタルの五戦士と同じく、5つのクリスタルの子供たち。
どういうことだ?クリスタルの五戦士は…、あいつらはいったい何者なのだ?
めちゃくちゃ顔色悪いし、同じ人間とは思えないよね。
クリスタルの五戦士とは、古代ジラートでクリスタルの力を利用して生み出された、人工生命…
人工生命…!
それぞれ五感の能力を特化させた、アーク・ガーディアン。地下深く眠る、巨大な5つのクリスタルの落とし子なのです。
母なるクリスタルから作られた、人…?
ああーっ!
アーク・ガーディアンって彼らのことを指す呼び名としてしか捉えてなかったけど。
アークって、ホラとかメアとかのあの白い建造物の名前だったよね。
アークの下には母なるクリスタルがあって、それ丸ごと…ひいては神の国までも守るのが役目?
だから、アークのガーディアンって名称だったの?
今気づいたー!!私だけかー!?
いっぽう古代崩壊のメルト・ブロー後、ジラート消滅を生き延びた人間が、長い歳月クリスタルの影響を受けて変化した姿が、今日のあなた方、5種族なのです。
メルト・ブロー。
ジラート国を吹っ飛ばした母なるクリスタルのエネルギーの暴走のことをそう呼んでるのね。
メルト・ブローのエネルギーを浴びて、
クリュー人は退化していって、今のトンベリの姿にまでなったけども、
人間は進化していって、今の5種族の姿になった…?
どうしてこんなに真反対の影響が?
1万年前の人間、おサルさんとかだったのかな?
むろん、五戦士にくらべれば、あなた方がクリスタルより受けた影響など微々たるものに過ぎませんが。
つまり、連中が我々と似た姿を持つのはクリスタルのせいだと?そのクリスタルを利用して、おまえ達古代人は何を試そうとしていたのだ?あのジュノの者共は何をたくらんでいる?
ザイドは便乗してるだけのせいで、飛び飛びにしか話を聞いてないから「古代人」全部でひとくくりにしちゃってるなー。
ジラート人vsクリュー人&明星の巫女なんだけどなー。たまに顔出すだけだからしらないかー。便乗してるだけだからなーッ!!
かつてデルクフの塔を訪れた
2人の王子の兄の方が、クリスタルと同調し、
とあるビジョンを見たのです。
グラビトンも言ってたけど、カムラナートとエルドナーシュって王子だったのね。
そして、魔力の強かった王子を
アンテナにして、国民みんなが同じビジョンを
共有しました。真世界…、クリスタルの
輝きに満ちた、永遠の楽園と神々の姿を…。
見たのかぁ。だから全国民揃って酔っちゃったわけね。
その楽園を、人ははるかに遠い昔に、
どうしたわけだか失ってしまったらしいのです。
真世界のビジョンにうたれた人々は、
「声」を聞きました。クリスタルの輝きが楽園へ
いたる道を照らすだろう、と。
1万年よりはるか昔…。
5つのクリスタルのエネルギーを
1つに集めれば、次元の扉が開き、神の国、
真世界への道が開かれる。
誰の声だったんだろう?
北の少数民族クリューの民は
この計画に反対しました。そして、暁の女神を
まつる我ら、「明星の巫女」も。
真世界、楽園の神々…
そうしたものが、このヴァナ・ディールに何を
もたらすのか? 世界が神の国と化した時、
人は何になっているのだろう…?
人が、人でなくなる可能性?メルト・ブローを浴びてクリューの民がトンベリになったように?人間が進化して5種族になったように?
だが、楽園のビジョンに酔いしれた
ジラートの人々は、我らの反対の声には
耳を貸さなかった。
かくして、ジラートの中心にあった
宮殿のうえに、エネルギーの収束点、神の扉と
なるべく浮島トゥー・リアが築かれたのです。
あっ、向こうにいるのグラビトンだよね。
しかし御存知のように、計画は
クリューの民の謀反で失敗に終わり、
ジラートの国は滅んでしまいました…。
この絵は…。山に囲まれた湖の中に建物があるっぽいから、トゥー・リアではなく、ジラート国かな?
結果だけを見て、クリューの民を責めることはできません。彼らが計画を阻止していなければ、おそらくこの世界自体が終わりを迎えていたことでしょう。
だねぇ。
彼らは、自らすすんで汚れ役をひきうけてくれたのです。この世界を…ヴァナ・ディールを救うために。
なかなかできないことだよね…。
少数民族だからこそ、意思疎通ができて自制がきいたんだろうねぇ。
ジラートの王子達は、いまこの時代で、ふたたび「神の扉」を開こうとしています。
執念がすごいというか、もう、妄執だね。
あなた方は、彼らを止めなくてはなりません。この世界を…、ヴァナ・ディールを失いたくなければ。
この世界は、もうあなた方のものです。あなた方から世界を奪う権利は、誰にもありません。
巫女さま…。
デルクフの塔へ急ぎなさい。デルクフの塔こそが、今日に残る、失われたジラート文明の鍵です。
あんなツルっとした、なにも無さそうな建物なのに。
消えた…。
今なら、まだ間に合うでしょう。
!?
世界が終わってしまうまえに…
彼らが開いてしまうまえに…
神の扉を…
周りの人たちが喋って、消えた…。
ん?あれ?
赤い服を着た人が明星の巫女さまかと思ってたけど、白い服着てたよね。赤い服の人は巫女ではない?誰だろう。
今いろいろ教えてくれた人だけじゃなく、周りにいたみんなも明星の巫女なのかな。きっとそうだね。
赤い服の人は、巫女の上司?
…世界が終わる、か。なにやら大事になってきたものだな。デルクフの塔…そして、神の扉…。
うわあ!びっくりした。忘れてた。いたね、そういえば…。
む、なんだ?
今度は何よ!!
なんぞー!?
虹色に輝くクリスタル…。どうやらこれを持っていけということらしい。私もひとかけらもらっておくとしよう。
今のところ、便乗スキルNo.1はザイドだな!!!
だいじなもの:虹の祈りを手にいれた!