使者ヴォルトオスクーロ

白タルの散歩道

セイレーンを倒したっ!

白タルの散歩道

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ああっ、こんにゃろめ!捕縛解けてやんの!

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ヴォルトオスクーロ オワリダ……セイレーン…
りぃ 喋った!

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えっ、何して…何かの力吸い取ってんの?

さっきイロハにしようとしてたのと同じ!?

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あっ…
ザイド …気配が消えた。まんまと逃げられてしまったな。
りぃ あんたがもうちょっとしっかり…!

白タルの散歩道

セイレーン おお…我を正気に戻してくれたな。すべて、そなたらのおかげだ。

正気じゃなかったんだ!?

白タルの散歩道

セイレーン 世界が滅び、時が失われた未来。ああ…あの未来を「未来」と呼んでよいのかどうかもわからぬ…。大いなるものとはいえ、私は微動だに出来ず、考えを巡らせることも出来ず、ただただ蝕まれ、消えていこうとしていた。
りぃ セイレーン、未来にいたの?

白タルの散歩道

セイレーン そこにあの仮面をつけた存在が現れ、我を取り込んでくれたのだ。

取り込んでくれた…だからそこから逃れることができたのね。

ザイド あいつは一体、何者なんだ?お前と同じような、「大いなるもの」なのか?
セイレーン あの存在は、我よりも強大な力を持っている。自由にとはいかぬものの、時のない世界で動けた。

ええっ!セイレーンよりも力がある…?
時のない世界で動けたって、つまり世の理から外れた存在ってこと?

白タルの散歩道

セイレーン 我には「無の使者」と名乗ったが、実のところは、どのような存在なのかわからぬ。あの存在が、自らの意思で動いているかどうかもな。
ザイド …無の使者、か。そして「未来からきた敵」ということだな。

白タルの散歩道

ザイド しかも、かなりの力を持つ存在のようだ。りぃ、気をつけろ。
りぃ あんたももうちょっと色々と気をつけなよ!!

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セイレーン そのとおりだ。そなたは、あの存在と運命づけられているように感じる。
りぃ えっ、嫌だ!!

セイレーン あのむすめごと同じようにな。
りぃ イロハ…。

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ザイド あいつはまた消えてしまったぞ。
セイレーン 案ずるでない。機が熟せば、そなたらの前へ再び現れよう。加護を与えし者の未来がある限り。

加護を与えし者?誰だろう。
未来がある限り、ってことは、今この現在に生きてる人が未来で加護を与えたんだよね。たぶん。

私?
お父さんかな。
それとも別の、誰か。
もしかしたら人じゃないのかも。

白タルの散歩道

セイレーン …さて、そなたが未来を護りたいというならば、我の力を貸してもよいが…
りぃ えっ、本当!?

セイレーン そなたは誓うことができるか?この大地に生きる者として。

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りぃ もちのろんでございます!

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セイレーン そなたの強い意志…言霊として、この地に響き渡った。我が力、そなたと共にあれ…

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ザイド セイレーンの加護、か。ふ、さすがだな、りぃ。
りぃ ふ、縛られるのは好きじゃないんでね。ひと味違うんだよ。

ザイド これで、海蛇の岩窟や近海で起きていた事件も解決したということだろう。
りぃ あ、忘れてたわ。

白タルの散歩道

ザイド 俺は一足先に、ノーグに戻り、ギルガメッシュに報告しよう。おまえも後から来い。
りぃ はいよー。

だいじなもの:星唄の煌めき【三奏】を手にいれた!