次は大公宮だって。
りぃ、あなたのことを捜していました。こちらへ、内密の話があります。
真龍の王バハムートのことです。還るべき空の彼方へと消えていった彼らでしたが、先日、再び「リヴェーヌ岬」へ降り立つ姿が確認されました。
戻ってきたの?
各地に残る真龍たちの動きを見るに、人への絶望を拭いきれていないとは思っていましたが……
なんでや。
ただの獣になるの防いでやったのに。
まずは、タブナジアが危険でしょう。プリッシュとウルミアには知らせてあります。あなたも彼女たちの力になってあげてくれますね?
うん。
では、リヴェーヌ岬へと向かいなさい。彼女たちは既に発っていることでしょう。
エンディングでチェブキー親子がリヴェーヌに来てたけど、またこっちで暮らすのかな。
いた。
……どういうことでしょう。「帝龍の飛泉」には、バハムートはいませんでしたね。南側はくまなく捜したというのに。逆の方角ということでしょうか。プリッシュ、もう一度、登ってみましょう。
プリッシュー。ウルミアー。
りぃさん!?
来てくださったのですか。こんなに心強いことはありません。
バハムートが真龍たちを率いて、再びリヴェーヌ岬に降り立ったのです。自警団の者が見ました。
子分引き連れてきたの。
ですからまず、私たちは岬の南側を捜したのですが、見つからず……。これから北側を捜すつもりです。
プリッシュどうしたんだろう。
いつも一番に走ってくるのに。
北側のすべての小島を辿るには、かなりの時間がかかります。私たちとあなたで、二手に分かれましょう。
では行きましょう、プリッシュ。
ウルミアはもう行ったのにどうしたんだろう。
プリッシュ?
静々と歩いてくるぞ?
すごくためてるけど、言いにくいことでもあるのかしら。
またお会いできて、嬉しいです、りぃ。
驚きました?わたし、普通の女の子になったんです。うふふ。
!!?!?!!?
いつものドタバタ走りじゃなくて、ウルミアみたいな走り方してる…。
…え?
え???