
やや、りぃさんってば見たことのないキノコをお持ちですね。それって……食べられるんですか?
ふっ、ふふふふ…これはね。

えええっ!?そ、そのキノコで……社長のトゲトゲの錆がぜんぶ消えちゃうんですか!?
うんむ。
ん~!素晴らしいです!りぃさんに助けを求めて大正解でしたよー。(……実は、ちょっと不安でしたけど。)

さっそく、そのキノコで失態の証拠を隠滅しなくては!
元気になってきた!
ナジャ社長は、本日も打ち合わせで外出されると聞いてますから、そのときがチャンスです~。

まだかな~。……まだまだなのかな~。
アブクーバ!!

はっ、はいぃぃ!
いつもなら慌てるのに、ガッツポーズしてる!
(ついに社長のお出かけですよ~!少し外で待っていてください!準備ができたらお呼びしますから。)
(うん)

アブクーバ!!!……ったく、何回呼ばせるんだいっ!
た、ただいまっ!

くれぐれもあたいの留守中、不始末のないよう、気をつけなっ。
は、はいっ。もちろんです、社長!

早いお帰りをお待ちしておりますー。

……。
……りぃさん、もういいですよ。さあ中へ。

ささっ、今のうちですよ!りぃさん、さっそくお願いします~。

例のキノコをオリーブオイルに混ぜて、ぐつぐつ煮込むんでしたよね?実はもう鍋を火に掛けてできあがったものがこちらに~。
なんと。
材料が希少なだけで錬金スキルは低いのか、アブクーバのスキルが高いのか。

あのキノコの数でしたから5回ほど磨けますよ!モーニングスターは僕がしっかりと支えてますから。

さぁ、りぃさん。早速、磨いてみてもらえますか?
りぃは「ラストハンター」で丁寧に磨いた!

汚れは落ちたが錆は落ちていないようだ。
まだ錆が残ってますよね~。やっぱり、この錆は落ちないんでしょうか?

まだ磨くんですか?
もちろん。
りぃは「ラストハンター」で丁寧に磨いた!

錆が綺麗さっぱりなくなった!まるで新品のように美しい!
す、すごいです!あんなにあった黒錆がどこにも!!
まだ磨くんですか?
もちろん。
りぃは「ラストハンター」で丁寧に磨いた!

……柄頭の輝きが増したような気がする。
(気のせいでしょうか?いつも以上に輝いてます~。)
ええっ、もっと磨くんですか?
もちろん。
りぃは「ラストハンター」で丁寧に磨いた!

……柄頭の輝きが増したような気がする。
(気のせいでしょうか?いつも以上に輝いてます~。)
ええっ、もっともーっと磨くんですか?
もちろん。
りぃは「ラストハンター」で丁寧に磨いた!



おお……これは。こんなに冷たそうな輝きを放つトゲトゲはこれまで見たこともないです、ふひー!

せ、背筋がゾクゾクします……恐ろしいです~♪
アブクーバ……。ヤバいな。恐ろしい…。
りぃさん、もしかして昔、騎士の従者でも務めてたとか?
ううん。やったことないよ。

おやおやおや……
ずいぶんと楽しそうにしてるネェ……

ア・ブ・クー・バ♪
ひぃえ!

な、ナジャ社長!?いったい、いつから!?ま、またずいぶんとお早いお帰りで……

本気であたいが公務代理店に打ち合わせに行ったと思ってたのかい?
じゃ、じゃあ……。

ここ最近、あんたたちの行動が、こそこそしてて、何やら不審だったからネェ。こっそり特命社員に内偵させてたのさ。
特命社員とかあるの。

下手うたれて会社の看板に傷でもつけられちゃかなわないからネェ。
そ、そんな……。
確かに、社長としてはもっともな判断なのかも。

そんなことよりも、あたいは知りたいことがあるんだ……。
……!!!

今、なんであんたがあたいの相棒を握ってんだろう、ってネェ?
言い逃れ不可能!!!

……で?

僕の不注意でしたっ!社長の……社長の大切なモーニングスターに錆をっ!
……ふ~ん、それで?

……?申し訳ございませんっ。
……それで、報告は終わりかい?

は、はい……。
こりゃ、やっぱクビかネェ。

ひーっ!そっ、それだけは~ッ!
……あ!

証拠隠滅……。そう、僕はその事実を隠そうと、証拠隠滅を謀り、ナジャ社長をだまそうとしてしまいました!

そうだよ。たく……。

ダンッ!
っとに……りぃ!あんたもあんただよっ!
えっ!

……待ってください!

責任はすべてこの僕に……りぃさんは、手助けしてくれただけで……

ダンッ!
おだまりっ!手を貸したからには同罪だよっ。

ひぃえぇ~!

だけど……ツヤツヤと黒光りして……。
?

あたいの大切な大切な相棒がこ~んなにも美しくなるなんてネェ~♪
!!
ほおずりするほど喜んでるー!!
フン。こうなったら、仕方ない!もう、コレしかないだろうネェ……。

アブクーバ。
はっ、はいっ!
今回の件、あんたはきっちり落とし前をつけなくちゃならない。わかるね?

そして、りぃも……そうだろ?
はわわ。
黄金貨10枚とか言いませんよね!?
は、はい……
あんたは、我が社の人事なんだ。

あの件も含め、どう処理するのが適当か、あんたの裁量で決断してみせな!

……そ、そんな!!
あの件?


……わかりました。

りぃ曹長。貴殿はこの度、僕……同僚を助けるべく大変な尽力をされました。

これは我が社の社是に謳われている、相互扶助の精神にも則る、立派な行動です。
そしてまた……

(あたいの相棒をこんなにも美しく磨いてくれたんだよ♪)

……を磨き上げたことは社歌に謳われている、社長への揺るがぬ忠誠心を示す、賞賛されるべき行動です。
キノコいっぱい取ってきて限界まで磨いてよかった!!

さらに、ここ最近の御公務での活躍ぶりも勘案すると、りぃ曹長は……。2階級特進し、少尉。つまり、傭兵将校試験を受けるに値する実績と能力を有しておられると判定されます。
2階級特進!!?

…………。
し、しかし……。

一方で、理由はどうあれ、独断専行、社則違反の罪は免れません……。
しょんぼり。

よって!!

2階級特進の上、1階級を降格とし……。

本日付で、りぃ曹長を「特務曹長」に任命します!!
おお…。
なるほど…。

パチパチパチパチッ!アブクーバ、見事だったよ!

そして、りぃ特務曹長、昇進と降格、おめでと~!

おめでとうございます!(……すごく緊張しました。)
昇進と降格、おめでとう?
ありがとうございます…?

ふふん♪りぃ特務曹長。あんたは本当にいい仕事してるネェ♪いずれまた、あんたには、この相棒の面倒を見てもらうことにするよ♪
その時はラストハンターを経費で買ってよ!?

りぃさん、このたびは、本当にご迷惑をおかけして……すみませんでした。
いいえ。大丈夫のことよ。
これは、昇進祝いのボーナスだそうです。それと、これもお持ちください。「特別社長賞」だそうですよ!
特別社長賞?
5回磨いたからかな。

良かったですね。いろいろありましたけど、これで一件落着です。
アブクーバの命が無事で良かったよ。
さぁ、りぃ特務曹長。その金で、パァッと飯でも行きましょうよ!嫌なことなんか忘れて!!できれば、僕もお供して……。
えーっ!私が奢るのぉ?

アブクーバ!!!
はっ、はい~!

あんたは行くところが別だろう?どこだっけ?
じ、重営倉です……。

そうだよ。最近、使ってないんだ。しっかり、掃除してきな。
はっ、はい~♪
ここで話してるの、いつも聞こえてないのかな?って思ってたけど、やっぱり聞こえてますよね!!
「特務曹長」に昇格した!
だいじなもの:山猫特務曹長バッジを手にいれた!
アトルガン霊銀貨を手にいれた!
アトルガン黄金貨を手にいれた!