はー、やれやれ。
おカタい所は疲れちゃうね。
ほらっ♪あたいに、渡すものがあるだろう?
え?渡すもの?ないよ?
アブクーバ!!!!!
ハっはいぃぃぃいぃぃいい!
えーっ!?
ずっとそこに控えてたの!?
傭兵勤務評価の基準ッ、第二条、第三十二条、第六十四条、暗誦用意ッ!!
!?
第二条ッ!
社長の頼みに親切対応!
第三十二条ッ!
社長を無視して減俸対象!
第六十四条ッ!
社員のものなど、どこにもない!!
ハァ……ハァ……ハァ…………い、以上でありますっ!!
社員のものなどどこにもない…!?
……わかったね?
わっ、分かりたくないっ。
おやおやおや……あんたの頭ってのは、どういう構造になってるんだろうね?すけすけのスッカラカンかい?
そんな頭に……
ナジャ・サラヒムはグローリークラウンを奪いとった!
こいつをのっけたって、似合うわけがないだろう?
ぬっ、盗まれたー!!!
そんなに不満そうな顔をするもんじゃないよ。あんなものは、やることがなくなったヤツが頭に乗せるもんさ。
そっ……それは一理あるのかもしれない。
でも、可哀想だから代わりにアトルガン霊銀貨をあげとこうか。
はるか遠い、いつの日か、あんたが……
もっと!
もっと!!
もっっっと!
働いて、あたいと肩を並べて戦えるほどの立派な傭兵になるまで、グローリークラウンは大切に預かっておくよ。
フフン♪
ま。だけど、あんまりチンタラしてると、あたいの気が変わって、競売に流れちゃうかもネェ。
グローリークラウンはアトルガン霊銀貨に早代わりした!
アトルガン霊銀貨を、たった1枚だけ渡された!
アトルガン霊銀貨を手にいれた!
うわああああん!!