聖蛇の国

マウラに入港している「兵員輸送船」に乗りたければ指定したアイテム持ってこいと言われたので、星唄のモーグリの店で宝のカギ買って渡して。
今となってはこれが一番早くて安上がりよね。

アトルガン行きのマークが出てるときの船に乗って。

機船航路と船の内装違うんだーとか言いながら。

なんだあのネオン。パチンコ屋?と思いつつ。

ついに到着しました。
アトルガン皇国!!

りぃ うっひょー!異国!異国情緒たっぷりだぜー!!!

そして、街をうろうろした末にたどり着いたのが…。

ナジャ・サラヒム そんなとこで、ボケッと突っ立って営業妨害する気かい?こちとら忙しくて、猫の手も借りたいぐらいなんだ。

でっ、デターーー!!
前世ではアトルガンの途中までやったから、何度かシバかれ…お世話になった記憶があります。

ナジャ・サラヒム それとも何かい?うちに用があるっていうのかい?
りぃ そんなような、そうでもないような…。

ナジャ・サラヒム んん……? あんたここらじゃ見慣れない顔だネェ。それに、その立ち居振る舞い……よその国から来た者だね。
りぃ うん。

ナジャ・サラヒム フフン♪やっぱりそうかい。待ってたんだよ。あんたみたいな他国の冒険者を。

どうしてだろう。

ナジャ・サラヒム 傭兵になりにきたんだろう?
りぃ うん。

中の国でも話題だったしね。
冒険者をやってる身としては、こちらでやっていくのに丁度よさげ。

ナジャ・サラヒム 話が早くって、助かるネェ。

ナジャ・サラヒム あんた、遠路はるばる来た甲斐があったよ。なんたって、うちのシノギは……
りぃ シノギ…?

穏やかじゃないワードじゃないですか?

ナジャ・サラヒム ほとんどが御公務の下請けなんだ。つまり、アルザビでは、たった1つきりの皇宮御用達、超優良傭兵派遣会社ってわけさ。
りぃ 独占…?

やばい感じがする。

ナジャ・サラヒム けどね、ただ振られた役割をこなしてりゃ、実入りのいい仕事が回ってくるってわけじゃない。お分かりかい?じゃあ、まずは、あんたのやる気を見せてもらおうかネェ?

現代社会にも通ずるトコロ。

不滅隊への差し入れを手渡された。

ナジャ・サラヒム ……この国じゃあ、「不滅隊」って組織が幅を利かせてんだけど、聞いたことあるかい?
りぃ ううん。

ナジャ・サラヒム アトルガンの民には、泣く子も黙ると恐れられてる「青魔道士」の精鋭からなる、聖皇さまの親衛隊のことさ。

青魔道士の精鋭…。

ナジャ・サラヒム 普通、あたいらみたいな一般市民は、おいそれと聖皇さまに拝謁するなんてできないだろう?けど、連中は違う。なんせ、聖皇さまのお側近くで、警護することを許された身だからね。

ほほう。

ナジャ・サラヒム どうだい?あたいの言いたいこと、察しがついたかい?
りぃ む…?あ、この差し入れ?

ナジャ・サラヒム そう、不滅隊の顔色を伺わなきゃこの国では、うまいこと渡っていけないってことさ。

ナジャ・サラヒム いいかい?その不滅隊への差し入れを、連中に手渡してまずは、あんたの顔を売ることだね。無事に戻ってこられたら、あんたの今後の待遇に、色をつけてやろうじゃないか。

アトルガンで仕事をするにはそういう事からやらないといけないのか…。

ナジャ・サラヒム 不滅隊は、皇宮警備隊や皇都治安部隊の他に……アサルト監察官として「アズーフ島監視哨」、「ドゥブッカ島監視哨」、「マムージャ監視哨」、「ハルブーン監視哨」、「イルルシ環礁監視哨」に配備されてる。

多いな?
親衛隊とはいえ、かなりの大所帯なのかしら。

ナジャ・サラヒム いくら、人間離れした不滅隊の隊士とはいえ、何の楽しみもない辺境に派遣されて退屈してるはずさ。この付け届けは、間違いなく喜ばれるよ。
りぃ なるほど。

何が入ってるんだろう。
デザートとか、娯楽とかかしら。

ナジャ・サラヒム さ。分かったら、さっさと不滅隊への差し入れを持って出発しな!契約の話はそれからだよっ。
りぃ はーい。

だいじなもの:不滅隊への差し入れを手にいれた!