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ダボイは、丘の上に小さな美しい修道院が建つ、素朴なエルヴァーン族の村だったが、十数年前、オーク軍残党の焼き討ちにあい、修道僧たちは皆殺しにされ、村は占領下におかれた。その後、地下のじめじめした修道窟や防衛に適した地形が気に入ったオーク族は、そのまま住み着き、いつしか村は復活したオーク軍の基地となった。この地を奪還することは王立騎士団にとって悲願とされているが、喉元とも云えるゲルスバ山すら占拠されてしまった昨今では、大規模な作戦行動もままならず、もっぱら冒険者の義勇軍に頼っているのが現状だ。