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アラゴーニュの東部を縦断する地溝帯。
アットワとは、ミスラの古語で「渇き」を意味する。その名が示す通り、ほとんど雨が降らず、干割れるほど地面が乾燥している上、至る所で地割れから有毒ガスが噴出する過酷な土地である。
だが、この環境に適した生物は意外に多く、直射日光を避けるため、地面に潜み獲物を狙うアントリオンや、ガスを吸って美しい毒花を咲かせるガスポニアなど、独特の生態系が見られる。
今まで、この地溝に行くためには、いくつもの険しい断崖を越えねばならなかったが、先頃、ある登山家が比較的安全な地下ルートを発見したため、冒険者でも行けるようになった。
なお、その登山家はミスラの口伝でこの地にあるとされる「パラダモの丘」を探していて、消息を絶ったらしいのだが…。